仮想通貨のリスク・危険性
仮想通貨に限らずとも、あらゆる投資、投機にはリスクが付き物です。
取引所の破綻や仮想通貨の流出、詐欺ICOトークン・・・
急激な価格変動、仮想通貨規制・禁止の流れなど
仮想通貨は、危険がいっぱい!ブロックチェーンがあるから安心と思わない方がいいです。
取引所の重要事項説明書とリスク
取引所・販売所に口座を開設する際、重要事項説明書の同意が必要です。
価値変動リスク
将来予期せぬ事象や特殊な事象等により、仮想通貨の価値が購入対価を下回る可能性、
場合によっては、ゼロとなる可能性があることもご認識下さい。
システムリスク等
サイバー攻撃にあった場合、ID・パスワードなどの情報が漏洩する可能性がある他、
注文の入力を誤った場合、意図しない取引が約定する可能性があります。
機器の故障、通信障害、メンテナンス、営業時間等により、
一時的又は一定期間にわたって電子取引システムを利用できない可能性があり、
これによる機会損失(利益確定のほか、損切り)が生じる場合があります。
購入・売却価格が異常値となる可能性があります。
流動性リスク
市場動向や取引量等の状況により、取扱仮想通貨の取引が不可能若しくは困難となる、
又は著しく不利な価格での取引を余儀なくされる可能性があります。
決済完了性がないリスク
取扱仮想通貨には、確定的に取引が成立したといえる仕組がないことから、
取引が遡って無効になるリスクがある。
ハードフォークによる分岐リスク
ハードフォークにより仮想通貨が2つ以上に分岐し、相互に互換性がなくなるリスクがある。
ハードフォークは、仮想通貨システムのアップデート等により生じ、
取り残された旧仕様のブロック(互換性がなくなった物)問題が発生します。
51%攻撃リスク
悪意ある者が取扱仮想通貨を発行済総数の51%以上有した場合、
不正な取引が行われるリスクがある。
Proof of Work(計算能力優先)、Proof of Stake(資産保有・先行者優先)等の過半数占有の危険性。
料金等に関するリスク
料金(手数料率を含みます)、必要証拠金額、ロスカット率等を、
状況により変更する場合があります。
破綻リスク
財務状況の悪化、システムその他の必要なサービスを提供する委託先等の破綻等によって、
事業が継続できなくなる可能性があります。
法令・税制変更リスク
将来的に、法令、税制又は政策の変更等により、
取扱仮想通貨取引が禁止、制限又は課税の強化等がなされ、取扱仮想通貨の保有や取引が制限され、
又は現状より不利な取扱いとなる可能性があります。
※https://zaif.jp/terms_risk(取引所 Zaifの重要事項説明書を超要約)
仮想通貨と、投資・投機リスク
仮想通貨は、上記のような取引所リスクの他・・・、
本人自身が、資産運用・ギャンブルに失敗、
大損する可能性もあります。
暴落等による損失は自己責任、これは株式やFXと同じ。
仮想通貨、信用取引の危険性
株式投資やFX外国為替証拠金取引のように・・・、仮想通貨も信用取引が可能です。
先物取引、信用取引(信用買い、信用売り)
レバレッジ25倍も可能みたいですよ!
取引所によって、レバレッジの限度は違う、また今後変わる可能性も・・・
平成30年2月現在、国内FXのレバは最大25倍(金融庁が最大10倍まで引き下げ検討中)
※仮想通貨のチャート、価格変動はFXとはレベルが違います。
信用買い+暴落、空売り+暴騰、なんてあった日には・・・
仮想通貨の盗難リスク等
取引所のほか、自分で仮想通貨のウォレット(Wallet)を管理している場合でも、
それで完全に盗難を防げるかは疑問です。
ハードウェアウォレットの場合には、紛失や盗難、故障リスク
この他、フィッシング詐欺等による盗難も考えられます。
仮想通貨と納税リスク
日本では、その年の1月1日~12月31日に稼いだ所得に対し、所得税が課せられます。
平成30年2月現在、仮想通貨の所得に対する税額は過酷と言えます。
儲けた金額の大半を納税しなければならない、
税率の高い人は、このような扱いです(遅れに遅れて徴収される住民税も・・・)
※年を跨いだ、大儲けの後に大損・・・、税金が払えない・・・
資金の分別管理リスク
仮想通貨の取引所・販売所は、顧客資産保護のため・・・
金銭・仮想通貨の分別管理を行っています。
分別管理があるから安心!
・・・と思うでしょうが、コインチェック騒動(1月26日)により、問題が発覚しました。
※2月13日から、円に限り出金可能措置が取られるようですが・・・
多くの利用者が、入金した円の殆んどを仮想通貨に突っ込んでいて、円での保有は小額。
仮想通貨は依然、取引停止中のため、見ていることしか出来ない状態のようです。
国籍のない通貨独自の問題
国籍のない通貨のため、仮想通貨にはカントリーリスクがありません。
しかし、世界共通通貨ということがリスクになる可能性があります。
中国の仮想通貨規制や、インドにおける仮想通貨禁止デマ等により、
仮想通貨の価格は、一気に暴落しました。
仮想通貨は、あらゆる国の動向により、価値が左右される危険性があります。
仮想通貨のICOトークン詐欺問題
仮想通貨、新規上場ICOトークンの90%以上は詐欺、と言われるほど、
ICOは、信用性がありません。
新しい市場の為、法整備も進んでおらず・・・
投資家保護といった枠組みが、全く出来ていません。
取引所が詐欺行為を行っていた?
仮想通貨取引所「リップルトレードジャパン」の代表が詐欺容疑で逮捕!
取引所自体が、詐欺行為を行う事もあるんですね・・・
海外取引所の場合、盗難通貨を扱っている所や、出金出来ない詐欺の危険性もあります。
※資格商法や詐欺セミナー、HYPE投資にも注意!
仮想通貨取引、禁止の流れ
フェイスブックが仮想通貨広告を禁止したように・・・、
これから先、仮想通貨の取扱、決済を禁止する企業、国が増えてもおかしくありません。
※ただのバブル、ギャンブル、ねずみ講、裏付け資産がない架空の通貨・・・
一般的な、仮想通貨のイメージが悪すぎるんですよね・・・
マネーロンダリングやテロ対策の流れもあるため、何が起きてもおかしくない。
仮想通貨の中毒性、依存症
株式投資などを行っていると、なんでこんな簡単に儲かってしまうん? という時があります(取引経験長い人なら一度はあるでしょう) これは、仮想通貨にも言えることです。 生活の中心が仮想通貨、ポジポジ病、仮想通貨を持っていないと落ち着かない。 パチンコ依存症と同じ、儲けた記憶が忘れられないんでしょうね。 勝っている時は良いですが・・・、負けた時、負け分を取り戻そうとします。 そして・・・、だんだんと勝負が大味になっていき・・・、大損。 金銭感覚もおかしくなります。 仮想通貨依存症にならない為に・・・ 正しい知識を身につければ、問題ないと思われるでしょうが・・・ そんなことはありません。 防衛策としては、仮想通貨に入れ込まないことです。 多くの人は、仮想通貨なんて怪しげなものに興味を持っていません。 機会損失だのなんだの、そんな物は捨て、たまに投資・投機する位でちょうど良いのです。 最上部へ(上部に目次)